Rein’s blog

フィギュアスケートに関する英語記事の和訳を中心に載せています。無断転載はおやめください。

Ashley Wagner details ‘severe depression’ after nationals (Oct.11.2018)

NBC Sportsさんのアシュリー・ワグナー選手インタビュー記事を翻訳しました。五輪代表落選後について。

 

原文

olympics.nbcsports.com

 

 

 

アシュリー・ワグナーは全米選手権で4位となり、平昌五輪の代表落選。その後深刻なうつ病に陥り、専門家の助けを受けた。

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「私はベッドからほとんど出ることができなかった。全く動くことができなかったの」とワグナーは世界精神保健デーの水曜日、インスタグラムのストーリー機能でそう話した。 

「日を追うごとに、まるで何かと闘っているような感じで。はじめの頃は、自分自身に深く失望したの。トップアスリートとして軌道を外れてしまって、自分のスケートが世界でどれくらいのレベルに位置しているのか、自分の価値感覚を分かってしまったから」

 


「私はアスリートとして、大会でどれほど成功したかということと自尊心を結びつけるのはとっても簡単だと思っているの。私は友人や家族にそのことについて、そして私の感じ方や自尊心の低さについて打ち明けた。とにかく、私は自分の気持ちをとても気にしていたから、自分の心を対処する手伝いを頼むための専門家を友人や家族が勧めてくれて。

要するに、あなた自身の心を決して疑わないでほしい。きちんとしたステップがあり、それさえ踏めば、より良くなることも疑わないで。私自身はプロの助けを借りたおかげで今はまったく別の場所にいます。私は確かに100%の状態ではないけれど、状態は日々快方に向かっているの。何故かって、私が最終的に助けを求めたところについに自分自身を改善するためのものを手に入れることに成功したのだから」

 


ソチオリンピックの団体銅メダリストのアシュリー・ワグナーは、シニア選手になって11年目の今シーズンに、初めての休養を取っている。今秋のグランプリシリーズも欠場するが、彼女が今後競技に戻るかどうかは不明だ。

 


「昨シーズンの精神障害の後、今シーズンの休養を決めました」と、6月にワグナーのインスタグラムに掲載された。

「スポーツに対する情熱はいつだって燃えているけれど、11シーズン後も経てば少し休憩しても良いでしょう。私は日々練習し続けているけれど、私はスケートが自分にとって何を意味するのか、その定義を考えているの」

 


ワグナーは、アメリカ代表の女子選手として、もっとも活躍した選手だ。2016年のボストン世界選手権では銀メダルを獲得し、この12年間でオリンピックまたは世界選手権のメダルを獲得した唯一のフィギュアスケーターである。さらに彼女は3度の米国チャンピオンに輝き、3つのGPファイナルのメダルを獲得、また5つのGPシリーズで優勝している。

 

 

アシュリー…こんなことになっていたのんて。五輪の解説やコメントもつらかっただろうに、選手への優しい言葉ありがとう。団体SPのときに、知子ちゃんのことをすごく褒めてくれたのが本当に嬉しかった。きっと知子ちゃんもみんな嬉しかった。

アシュリーが銀メダルを獲得したボストンワールドの、最後の3Lzが決まった瞬間を忘れることは永遠にありません。

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Rein

@Icyblossoms